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士師記 2章1〜23節     2016年4月24日

その時、主はさばきづかさを起して、彼らをかすめ奪う者の手から救い出された。(16)

 神がイスラエルの民がカナンの地に入って行くにあたって語っておられたことがありました。それはその地に住む先住民と契約を結んではならないということであり、その地の人々が拝む偶像は徹底的に破壊し、残しておいてはならないということでした。神は、先住民を残しておくと、イスラエルは、必ず、彼らの偶像礼拝や道徳観に染まってしまう、ということを知っておられたのです。しかし、イスラエルの民は主のご命令に従いませんでした。そして、主がおっしゃっていた通りになりました。すなわち、イスラエルの民は豊穣をもたらすとされていたバアル神やアシタロテ女神を拝み、主を捨てて悪を行ったのです。主の怒りがイスラエルに対して燃え上がります。災いがイスラエルに臨み、イスラエルは敵の手に渡されて、敵に仕えるようになります。しかし、その悩みの時に、うめき悩むイスラエルの民をあわれんで、主は「さばきづかさ」を起こされたのでした。それが「士師」たちです。士師たちの存在は主のあわれみのしるしでした。



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