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サムエル記下 24章1〜25節 2016年8月26日 |
「上って行ってエブスびとアラウナの打ち場で主に祭壇を建てなさい」。(18) この章ではダビデのもう一つの罪が取り上げられています。これは、ある意味、彼の傲慢と気の緩みから来たものとも言えるでしょう。ダビデは無性に自分の動かすことのできる軍勢を数えたくなったのです。これは主に頼ることを重要視するイスラエルにおいては軽々しくしてはならないことでした。数を数える時には、先ず主にそのあがないを行わなければならないほどだったのです。将軍ヨアブまでもがダビデに思い返すようにと進言するのですが、ダビデは言うことを聞きません。調査が行われ、イスラエルで八十万、ダビデの出身部族であるユダで五十万の人々が数えられたのでした。
しかし、ダビデのしたことは神の怒りを引き起こし、厳しい裁きがイスラエルに臨みます。悔い改めるダビデに神はアラウナの打ち場に主の祭壇を築いて、主にささげものをささげるようにと命じられます。実はこのアラウナの打ち場は、昔アブラハムがイサクをささげた場所であり、また後にソロモンが神殿を建てた場所となります。
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