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サムエル記下 22章1〜20節    2016年8月22日

主はわが岩、わが城、わたしを救う者、
わが神、わが岩。わたしは彼に寄り頼む。(2〜3)

 ダビデは心から主を賛美します。ダビデは幼いときからたて琴を弾きならしつつ主を賛美しました。単に演奏者・歌い手としてすぐれていて、多くの人々をその賛美で慰め、励ましてきたというだけでなく、彼は多くの賛美を作りました。詩篇の中にはダビデの生涯を思い起こしてとか、ダビデにささげる歌として作られた賛美もあるといわれていますが、その中にはこの二二章のようにダビデ自身の作とされる賛美も多く含まれています。この二二章は詩篇十八篇にも収められています。
 ダビデはその生涯を振り返りながら主を賛美しないではいられなかったのです。ダビデは、主を「わが岩」「わが城」「わが岩」「わが盾」「わが救いの角」「わがやぐら」「わが避け所」と歌います。ダビデは多くの戦いを経験して来ました。まさにダビデは非常にすぐれた武将でもありました。けれども、ダビデはいつも、主が自分を守り、救ってくださったことを思わずにはおられなかったのです。

サムエル記下 22章21〜51節    2016年8月23日

わたしの足をめじかの足のようにして、
わたしを高い所に安全に立たせ、
わたしの手を戦いに慣らされたので、
わたしの腕は青銅の弓を引くことができる。(34〜35)

 ダビデの経験した戦い、その生涯において、主はいつも彼の足を支えてくださいました。足場が悪かったり、また足がふらついていたら、戦うことはできません。しかし、どんなに傾斜のあるところでも、しっかり岩場に立つことのできるめじかのように、主はダビデの足もとを支えてくださいました。また弓を引くことを教え、敵を倒すことができました。いざという時に力を発揮するためには、小さな戦いにおいても手を抜くことなく、戦いに慣れていくことが必要です。
 これらは単に目に見える実際の戦いだけの話ではありません。私たちの生涯における信仰の戦いにおいてもそうです。主は私たちの足をすくおうとするサタンの手から私たちを守り、また日々の戦いを支えて私たちに勝利を与えてくださいます。それは私たち自身の踏ん張りが大事だというよりも、主が私たちを守り、救いを与えて下さる・・・ダビデは主を心からたたえつつ言うのです。



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