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サムエル記下 7章1〜29節 2016年7月28日 |
万軍の主、イスラエルの神よ、あなたはしもべに示して、『おまえのために家を建てよう』と言われました。 (27) ダビデは神の箱をエルサレムに運び込み、また周囲の敵との戦いも一段落していきました。ダビデ王朝の基盤がしっかりしていったのです。荒野を逃げ、洞穴で生活するようなところも通ったダビデでしたが、香柏で建てた立派な王宮に暮らすようになりました。その時、ダビデは神の箱のために、恒久的な神殿を建てたいと思うようになります。実は、神の箱はモーセの時代からずっと幕屋の中に安置され、神に対する礼拝も幕屋の中で行われていたからです。しかし、国が確立し、もう以前のように幕屋を解体して旅路を進み、宿営地にまた幕屋を建てるということは必要ないでしょう。ダビデは自分の思いを預言者ナタンに告げます。ナタンはいったんダビデの背中を押すような発言をするのですが、後に、主はナタンを通して、ダビデに神殿を建てることを禁じ、ダビデの子どもの時代に神殿が建てられることを告げられたのでした。そして神はダビデのために家を建てると約束されます。家を建てるのは主の方だったのです。ダビデは心から主に感謝しました。
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