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サムエル記下 23章1〜7節    2016年8月24日

まことに、わが家はそのように、神と共にあるではないか。それは、神が、よろず備わって確かなとこしえの契約をわたしと結ばれたからだ。どうして彼はわたしの救と願いを、皆なしとげられぬことがあろうか。(5)

 ダビデの最後の言葉として、主をたたえる賛美が綴られます。それは単にダビデの頭に浮かんできた言葉という以上に、主の霊が臨み、ダビデの舌の上に主が与えられた言葉でした。
 ダビデは確かで変わることのない契約の中に置かれていることを感謝しています。神が立てられ、神が彼に油を注いで、王とされました。それは「とこしえ」の契約でした。単に彼が王となって仕えるというだけでなく、彼の家は代々主に仕え、主に託された奉仕を担っていく・・・自分たちはそのために立てられ、主の約束の中に置かれているのだとダビデは言うのです。ダビデはいつも神と共にある幸いを感じながら歩んでいました。どんなに多くの財を築き、また多くの兵力をもち、大きな権力を握ったとしても、主と共にいなかったらそれは何にもなりません。ダビデの生涯には多くの困難がありました。しかし、彼はどんな中にあっても共にいてくださる神にすがって生きたのです。

サムエル記下 23章8〜38節    2016年8月25日

そこでその三人の勇士たちはペリシテびとの陣を突き通って、ベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水を汲み取って、ダビデのもとに携えてきた。(16)

 ダビデを支えた三勇士、そしてその三勇士に続く三十人のことが記されています。三勇士はヨセブ・バッセベテ、ドドの子エレアザル、アゲの子シャンマの三人です。彼らは一人であっても自分の持ち場に踏みとどまって大いなる救いをイスラエルにもたらし、またダビデを守った人々です。
 そして単に戦いに長けていたというだけではありません。彼らはダビデに仕え、ダビデの思いを受け止めて、ダビデのためだったら命も捨てるという人々でした。ペリシテ人との戦いがあって、ペリシテ人の先陣がベツレヘムにあったことがありました。ベツレヘムはダビデの生まれ育った町です。ダビデはふと、その町の門の近くにある井戸の水が飲みたいと口走ります。するとこの三人の勇士たちは敵陣を突き破ってその井戸の水をくんできてダビデにささげたのでした。彼らはいつでもダビデの思いに答えたいと思っていたのです。



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