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サムエル記下 8章1〜18節 2016年7月29日 |
主はダビデにすべてその行く所で勝利を与えられた。(6) イスラエルはそれまでも、周辺諸国と様々な戦いを経験してきました。しかし、ダビデの時代に、南西部に位置するペリシテ、東側に位置するモアブ、北側に位置するスリヤなどを押さえ込み、ほぼその支配下に置きます。今まで、散々苦しめられてきた国々です。別にイスラエルの戦力が格段に上がったというわけではありません。ダビデが王としてリーダーシップを発揮し、主がそれを祝福してくださったのです。ダビデは連戦連勝、どこに行っても勝利を得ました。聖書は、主が勝利を与えられた、と語ります。ダビデもそのことを自覚していました。勝利を決めるのは、作戦でもなければ、武器や装備でも、兵隊の数でもない。だからダビデは、スリヤとの戦いで、多くの馬を手に入れたときにも、その馬の足の筋を切ってしまいます。この当時の多くの王たちは馬や戦車(馬で引くもの)の数を集めることを競いました。馬や戦車の数が王の力を表していたからです。しかしダビデは、馬や戦車に頼ることを否定し、勝利を与えてくださる主に信頼したのです。
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