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サムエル記下 9章1〜13節 2016年7月30日 |
ダビデは彼に言った、「恐れることはない。わたしはかならずあなたの父ヨナタンのためにあなたに恵みを施しましょう。あなたの父サウルの地をみなあなたに返します。またあなたは常にわたしの食卓で食事をしなさい」。(7) ダビデはサウルの子ヨナタンと深い友情で結ばれ、お互いに自分の命をささげてもよいというほどに、深い愛情と信頼でつながっていました。ダビデは自分の家が確立していったとき、ヨナタンのゆえに、サウルの家に残っている人がいたら、その人に神の恵みを与えようとします。そしてダビデはヨナタンの子メピボセテが生きていることを知ります。メピボセテは、イスラエルとペリシテとの戦いでサウルやヨナタンが死んだときに、逃げる途中、乳母が落としてしまったことにより、両足が不自由になっていました(四4)。
ダビデは喜んでメピボセテを呼び寄せ、自分の食卓で共に食事をする者としたのでした。メピボセテはダビデの申し出に非常に驚きます。ただでさえ、足が不自由だった彼はとても肩身の狭い思いをしてきたことでしょう。しかも、彼の祖父はダビデを殺害しようと追い回していた人物です。しかし、ダビデは彼を慰め、親しい交わりに入れてくれたのです。
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