バックナンバー
|
サムエル記下 6章1〜15節 2016年7月26日 |
すると主はウザに向かって怒りを発し、彼が手を箱に伸べたので、彼をその場で撃たれた。彼は神の箱のかたわらで死んだ。(7) ダビデはイスラエルの精鋭部隊を集め、主の箱をエルサレムにかき上ろうとしました。ダビデはまさに自分の国の中心は、自分を召し、自分を守り、約束の通りに自分を王として下さった主ご自身であることを、このことを通しても示したいと思ったのでしょう。ダビデは周辺諸国ではどこでもそうであるように、神の箱を新しい車に乗せ、牛に引かせてエルサレムまで運ぼうとしました。ダビデとイスラエルの民は喜び、歌い、踊りながら、道を進みます。しかし、途中で牛がつまずき、横を歩いていたウザが思わず手を伸ばして箱を押さえた時、ウザは神に撃たれてそこで死んだのでした。神の箱を運ぶ計画は中断されます。
実は神の箱は必ずレビ人が、かついで運ばなければならないことになっていたのです。三ヶ月後、今度はダビデは神の箱をレビ人たちにかつがせて運びました。そしてイスラエル全体に大きな喜びの叫びが響いたのでした。
|
サムエル記下 6章16〜23節 2016年7月27日 |
ダビデはミカルに言った、「あなたの父よりも、またその全家よりも、むしろわたしを選んで、主の民イスラエルの君とせられた主の前に踊ったのだ。わたしはまた主の前に踊るであろう」。(21) ダビデは主の前に踊りながら、神の箱がエルサレムに入るのを迎えます。しかしダビデの妻ミカルは夫ダビデをさげすみ、家族を祝福しようと帰ってきたダビデにいやみを言います。ミカルはサウルの娘であり、愛し合って結婚し、サウルがダビデを殺害しようとしたときには父親をだましてでもダビデを逃がしたのです。しかし、ミカルはその後、パルテエルと結婚し、ある意味しあわせに暮らしていました。ダビデが王となるにあたって、パルテエルとは無理やり離されるようにしてもう一度ダビデのもとに来るのですが、一番困難な時期に別々に歩んでいたダビデとミカルの間にはすでに理解し合えない壁ができてしまっていたのでしょう。王服を脱いで、みんなの見ている前で踊るなど、父サウルだったら絶対にしないことです。ミカルはそんなダビデを受け入れることができませんでした。しかし、ダビデは主の御前に喜びと感謝を表さないではいられなかったのです。
|
|
|