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サムエル記下 4章1〜12節 2016年7月23日 |
わたしの命を、もろもろの苦難から救われた主は生きておられる。(9) サウルの子イシボセテは、将軍アブネルが殺害されたことを知って大きなショックを受けます。そんな中で、もともとイシボセテに仕えていたレカブとバアナは昼寝をしていたイシボセテの首をはね、その首を持ってヘブロンにいたダビデのもとに走ったのでした。
二人はダビデにイシボセテの首を差し出せば、ダビデは大変喜んで、自分たちに報奨を与え、ダビデの家でも重臣として迎え入れてくれるだろうと期待したのかもしれません。けれどもダビデは、無抵抗の主人を殺し、誇らしげにその首を持ってきた二人をゆるしませんでした。
確かにダビデは多くの苦難を通ってきましたし、結果的にイシボセテの死はダビデが王となることにつながっていくでしょう。しかし、だからといって何をしてもよいということではありません。ダビデは苦難の中にあっても、自分を救ってくださった神がおられて、これからもこのお方に信頼していったら間違いはない、と信頼していたのです。
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