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ゼカリヤ 9章1〜17節 2018年9月6日 |
シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る。(9) 主はイスラエルだけのローカルな神ではありません。主はイスラエルの北側のシリヤに対しても、地中海沿岸にあって海の貿易で栄えたツロやフェニキヤに対しても、また度々イスラエルを悩ましたアシケロン、ガザ、エクロンといったペリシテの町々に対しても厳しい裁きを告げられます。
しかし、エルサレムに対しては平和と繁栄を約束されたのでした。その勝利はやがて来たる王なるメシヤによってもたらされます。ただその王は、決して、剣と馬と戦車で人々を黙らせ、恐怖に陥れて支配するような王ではありませんでした。ろばの子・・・それは王には全く似つかわしくありませんし、勇ましくも格好良くもありません。しかし、この王なるメシヤは柔和なお方で、世界に平和を告げられます。そして、まさにゼカリヤが語った通りに、主イエスはろばの子に乗ってエルサレムに入場されました。弟子たちはおそらく後で、ああ確かにゼカリヤが語っていた通りだったと振り返ったことでしょう。
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