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ハガイ 1章1〜15節 2018年8月26日 |
万軍の主はこう言われる、あなたがたは、自分のなすべきことを考えるがよい。山に登り、木を持ってきて主の家を建てよ。そうすればわたしはこれを喜び、かつ栄光のうちに現れると主は言われる。(7〜8) 旧約聖書の最後の三つの預言書は捕囚からの帰還後のものです。そして特に、ハガイとゼカリヤは神殿の再建に関わって主の言葉を語りました。
イスラエルの民はペルシャ王クロスの治世の第一年に、エルサレムに帰って神殿を再建するようにとの許可を得て、エルサレムに戻ります。そして、早速工事に取りかかるのですが、帰還したエルサレム周辺には、バビロンによって移住させられた異教徒たちも住んでいて、神殿の再建への反対運動を起こしました。再建工事は中断を余儀なくされます。
そして工事は中断されたまま十五年ほどの時が過ぎました。イスラエルの民は、もう神殿再建をあきらめていました。いつかはできるかもしれないけれど、今は無理だ、と考えました。また実際、自分の生活の忙しさにそれどころではなくなってしまっていました。ハガイはそのような中で、今、自分たちがしなければならないことは何かよく考えるようにと、民を励ましたのでした。
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