バックナンバー
|
ゼカリヤ 5章1〜11節 2018年9月2日 |
万軍の主は仰せられます、わたしはこれを出て行かせる。これは盗む者の家に入り、またわたしの名をさして偽り誓う者の家に入り、その家の中に宿って、これをその木と石と共に滅ぼすと。(4) 飛んでいる大きな巻物は神の裁きの言葉です。盗みをする者、偽り誓う者たちが偶像と共に滅ぼされます。まさに、神殿の再建は決してイスラエルの民のゴールではありませんでした。民が罪を犯し続けていたら、また恐ろしい裁きを招くことになります。民は主を恐れ、罪から離れるべきでした。
エパ枡は穀物などを測る枡で、二三リットル入るものでした。その枡の中に一人の女が座っていたのですが、鉛のふたをして、重しをのせ、バビロンの地に運ばれていきました。このエパ枡の中の女は罪を象徴するものでした。バビロンをあらわす「シナルの地」は偶像礼拝と悪の根付く場所でした。神殿が再建された時、イスラエルの罪は除かれ、遠く引き離される必要がありました。捕囚の民はバビロンでも異教の様々な習慣と接点をもったことでしょう。そしてこの時、目に見える神殿の再建と共に帰還の民の、主にある真実な生き方が問われていたのです。
|
|
|