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ゼカリヤ 7章1〜14節 2018年9月4日 |
万軍の主はこう仰せられる、真実のさばきを行い、互に相いつくしみ、相あわれみ、やもめ、みなしご、寄留の他国人および貧しい人を、しえたげてはならない。互に人を害することを、心に図ってはならない。(9〜10) 神殿の再建の工事が進んでいく中で、人々は五月の断食をこれからも続けるべきだろうかとゼカリヤに尋ねます。この五月の断食はエルサレム陥落を覚えて、七十年間続けられていました。これはエルサレムに臨んだ恐ろしい主の裁きを忘れることのないためでした。確かに五月の断食は純粋な動機で始められたことでしょう。ただいつの間にか、その宗教的な行為は形骸化してしまっていました。
主は断食をして祈るということと共に、主に従う具体的な歩みを求めておられました。たとえば、どれだけ長い時間祈ったとしても、真実なさばき、弱い者への思いやり、心の純潔・・・ということがなかったら、神を信じ、恐れて生きるということにはならないからです。主の憐れみに触れて新しい歩みを始めたイスラエルの民にに対して、主は神の民にふさわしい歩みを期待しておられたのです。
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