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ネヘミヤ記 5章1〜19節 2017年3月2日 |
あなたがたのする事はよくない。あなたがたは、われわれの敵である異邦人のそしりをやめさせるために、われわれの神を恐れつつ事をなすべきではないか。(9) 城壁再建の工事が進み、城壁が少しずつ高く積み上がっていく中で、ユダヤ人たちの中から悲鳴が上がります。家族を抱え、借金を抱え、畑や家を抵当に入れたり、また畑を売り、家族が奴隷にならなければならない人々がいたのです。エルサレムに帰って、生活している人々の中に大きな貧富の差が生まれ、富んでいる人は貧しい人々に高い利息を取ってお金を貸し、貧しい人々はまずます貧しくなっていました。これはイスラエルにおいてはあってはならないことでした(レビ二五35〜38)。
ネヘミヤは民のつかさたちを集めて彼らを正し、また会衆を集めて、民の間で利息を取ることを戒め、貧しい人々から取り上げたものを返すことを誓わせたのでした。それは、まさに目に見えない城壁の立て直しでもあったと思います。神の民のあるべき姿を、イスラエルの人々は取り戻さなければならなかったのです。そしてネヘミヤ自身も神を恐れ、金銭にクリーンであるように気をつけたのでした。
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