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ネヘミヤ記 2章1〜8節    2017年2月26日

わたしは天の神に祈って、王に申しあげた・・・(4〜5)

 ネヘミヤはエルサレムのことを覚えて祈っていました。ただ、ネヘミヤには王の献酌官としての務めがあります。一体彼に何ができるでしょうか。ネヘミヤが祈り始めてから三、四ヶ月がたとうとしていました。そんなある日、王がネヘミヤの心の痛みに気づいたのでした。ネヘミヤは廃墟のままのエルサレムのことが気がかりであることを王に申し上げます。王はネヘミヤに問います。「それでは、あなたは何を願うのか」。思いがけない王からの言葉です。ただ同時に、王に自分の願いを申し上げるのはとても難しいことだったでしょう。しかし、ネヘミヤは一言の短い祈りの後にエルサレムへの帰国の許しを願い出たのでした。主はネヘミヤを助けてくださいましたので、王はネヘミヤの出張を許してくれました。
 その祈りはほんの一瞬の祈りだったかもしれません。座り込むような長い祈りもあれば、仕事をしながらの瞬時の祈りもあるでしょう。主はそんな祈りにも答えてくださいます。今日の一日の中でも一瞬の祈りを何回かしてみましょう。

ネヘミヤ記 2章9〜20節    2017年2月27日

そして、わたしの神がよくわたしを助けられたことを彼らに告げ、また王がわたしに語られた言葉をも告げたので、彼らは「さあ、立ち上がって築こう」と言い、奮い立って、この良きわざに着手しようとした。(18)

 エルサレムに着いたネヘミヤは数人の者たちを連れて城壁の現地調査をします。確かに城壁は崩されたままで通ることさえ難しい箇所がいくつもありました。話を聞いて、何ヶ月も祈ってきた城壁です。しかし、実際の状況はネヘミヤが聞いて、想像していたものよりも厳しいものだったかもしれません。実際に工事を始めた時にどれだけの協力を得られるかも不確かです。
 しかし、ネヘミヤは自ら立ち上がり、民のリーダーたちに、自分の心に与えられているビジョンを語ります。城壁が崩れたままで百五十年ほどたっています。最初の民が帰還してからも百年近くがたつ中で、まさに城壁が立っていた時代を覚えている人たちはいません。けれども、ネヘミヤは自分のビジョンと共に、自分をここまで導いてくださった主のお働きを証ししたのでした。そして、民のリーダーたちも「さあ、立ち上がって築こう」と立ち上がったのでした。



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