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列王記上 20章1〜22節 2016年10月2日 |
「主はこう仰せられる、『あなたはこの大軍を見たか。わたしはきょう、これをあなたの手にわたす。あなたは、わたしが主であることを、知るようになるであろう』」。(13) スリヤの王ベネハダデは三二人の王たちと共にイスラエルに上ってきて、北イスラエル王国の首都であったサマリヤの町を包囲します。アハブは最初ベネハダデの要求を飲むことによって危機を脱しようとしましたが、最後には決戦を覚悟します。
その時にひとりの預言者がアハブのところに来て、主がベネハダデをアハブの手に渡されることを告げます。それはもちろん、アハブが主に従うすぐれた王だからではありません。主はそのことを通して、主こそが神であることをアハブに知らせようとされたのです。
アハブは主に言われたように、二三二人の地方代官の家来たちを先頭に町から出て行ってスリヤに対して戦いを挑みます。そして主はイスラエルの王に勝利を与えて下さったのでした。しかし同時に預言者は戦いがこれで終わりではないことを語り、次の戦いに備えるようにと勧めます。勝利を得た後、どうするかはとても大事なことなのです。
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列王記上 20章23〜43節 2016年10月3日 |
「主はこう仰せられる、『スリヤびとが、主は山の神であって、谷の神ではないと言っているから、わたしはこのすべての大軍をあなたの手にわたす。あなたは、わたしが主であることを知るようになるであろう』」。(28) スリヤ人たちは、イスラエルとの戦いに敗れたのは、イスラエルの神は山の神だからだと言って、平地で戦うべく準備をします。スリヤは大軍を備えて北イスラエル王国に攻めて来ますが、主は、スリヤ人は「主は山の神であって、谷の神ではないと言っているから・・・」とスリヤ軍にも、またイスラエルの人々にも、主がどんなに力のある方かを示すために、アハブ王に大勝利を与えられたのでした。スリヤの王ベネハダデはやっとの思いで命からがらアペクの町に逃げ込み、アハブに命乞いをします。アハブはベネハダデをゆるし、スリヤとの間に条約を結んだ上で、彼を国に去らせます。しかし、そのことは主を怒らせることとなりました。
アハブ王は信じられないような勝利に酔いしれ、浮かれていたのでしょう。しかしそういうときにこそ、帯を締め直し、主に感謝すると共に、主に仕える決断を新たにすべきでした。
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