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列王記上 6章1〜38節 2016年9月4日 |
「あなたが建てるこの宮については、もしあなたがわたしの定めに歩み、おきてを行い、すべての戒めを守り、それに従って歩むならば、わたしはあなたの父ダビデに約束したことを成就する・・・」。(12) ソロモンは切石を運び出して、宮を建てていきます。ソロモンは宮を建てる時に最新の注意を使います。神を礼拝する場所を造るにあたっては、石切り場で切り整えてエルサレムに運び、建築現場にはつちやおのや、その他の鉄器の音は全くしませんでした。神殿全体を一つの祭壇のようにとらえ、出エジプト二〇25や申命記二七5〜6の規程を守ろうとしたのでしょう。
工事が進んでいく中で、主はソロモンに語られ、警告を与えられます。確かにソロモンの建てようとしていた神殿は非常に美しく見事なものだったでしょう。また知恵に満ち、繁栄を誇ったソロモンでなければできなかった事業だったと思います。しかし神が語られたのは、どんなに立派な建築がなされたとしても、神に従って歩むということがなかったら意味がないし、神殿を神殿たらしめるのは、そこに住んでくださる主ご自身だということだったのです。
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