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列王記上 8章1〜22節 2016年9月6日 |
そして祭司たちが聖所から出たとき、雲が主の宮に満ちたので、祭司たちは雲のために立って仕えることができなかった。主の栄光が主の宮に満ちたからである。(10〜11) いよいよ神殿が完成しました。しかし、神殿の一番奥の間に置かれたのは「主の契約の箱」とか「神の箱」と呼ばれた箱でした。レビ人たちによってかつがれて、この箱が至聖所にすえられます。この契約の箱の中には、十戒の刻まれた契約の板と、芽を吹いたアロンの杖が入っていました。この箱は主の臨在をあらわすものでした。
そして数え切れないほどの羊と牛とがささげられたとき、主の栄光が主の宮に満ちたのでした。まさにその建物がどれだけすばらしいかではなく、そこにその名を置かれたお方こそが人間の近づくことができないほどの聖さと栄光に満ちてそこにご自身をあらわされたのです。
ソロモンはその建物を建てた自分の力を誇るのではありません。ソロモンはそのことが父ダビデの心の中にあり、また主が父ダビデに約束しておられたことであったことを知っていました。まさに、主が語られたことを実現してくださったのです。
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列王記上 8章23〜53節 2016年9月7日 |
イスラエルの神、主よ、上の天にも、下の地にも、あなたのような神はありません。(23) ソロモンは全会衆の前で、手を上げて主に祈ります。そしてソロモンは神をあがめて言うのです。「あなたのような神はありません」。神は語られたことを実現してくださり、ダビデに語られた通りに、ソロモンの手によって神殿を建て上げてくださいました。確かに神は、どんなに壮大な神殿を建てたとしても、その神殿におさまるような方ではありません。しかし、主を礼拝し、主に祈る場として神殿が建てられたのですから、この宮で祈る祈りに答えてくださいと、ソロモンは祈るのです。それは単にイスラエル人だけではありません。遠い国の異邦人であっても、きて、この宮に向かって祈る時、その祈りに答えてください、とソロモンは祈ります。
またイスラエルが罪を犯し、様々な災いがイスラエルに臨むことがあったとしても、そこで自分の罪に気づいて主に立ち返り、悔い改めて主に祈るなら、祈りに答えてゆるし、回復を与えて下さい・・・ソロモンは主のいつくしみとあわれみにすがって祈るのでした。
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列王記上 8章54〜66節 2016年9月8日 |
主はほむべきかな。主はすべて約束されたように、その民イスラエルに太平を賜わった。そのしもべモーセによって仰せられたその良き約束は皆一つもたがわなかった。(56) ソロモンは祈りを終え、立ち上がって、大声でイスラエルの全会衆を祝福します。主は約束されたことを実現して下さいました。語られたよいことはみなたがうことなく成就しました。ソロモンは神の真実に民の思いを向けさせます。そして、イスラエルにおいて何が一番大切なことかを確認します。それは主が共にいてくださるということです。イスラエルの先祖たちが神の豊かな祝福にあずかった、それは主が彼らと共にいてくださったからです。これからのイスラエルの歩みにおいてもこの主が共にいて、日々助けてくださるということが鍵なのです。そして、主が共にいてくださり、その祝福にあずかるために、イスラエルに重要なことは真実な心をもって主の御言に従う歩みをしていくことでした。
イスラエルの民の心には喜びと楽しみがありました。主を礼拝することに喜びと楽しみを見いだすお互いでありたいと思います。
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