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            | 列王記上 3章1〜15節    2016年8月31日 | 
           
          
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             聞きわける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、わたしに善悪をわきまえることを得させてください。(9)  ダビデの後継者として、その地位を確立していったソロモンについて、聖書はこう言います。「ソロモンは主を愛し、父ダビデの定めに歩んだ・・・」。ここにまさに彼の生涯の祝福の鍵があります。 
 ソロモン王はある日、主に一千の燔祭をささげます。主は夜の夢の中でソロモンに、「あなたに何を与えようか、求めなさい」とおっしゃいます。ソロモンは夢の中で主に答えます。夢の中での答えというのは、これがソロモンの心の深いところから出てくる真実な求めであったことを示しています。ソロモンは自分が与えられている務めの大きさと自分の経験のなさを告白します。そのような中で、ソロモンは民を正しく裁き、国を治めていくために、訴えを聞き分ける知恵を求めたのでした。正しい判断をするために、「聞く」ということ、しかも心で聴くということが求められています。主はソロモンの求めをとても喜んでくださいました。そして、ソロモンの求めた知恵を彼に与えてくださったのです。 
 
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            | 列王記上 3章16〜28節    2016年9月1日 | 
           
          
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             すると生きている子の母である女は、その子のために心がやけるようになって、王に言った、「ああ、わが主よ、生きている子を彼女に与えてください。決してそれを殺さないでください」。(26)  二人の遊女たちが王の前に出て裁きを求めました。二人は同じ頃に子を産んだのですが、一人の子の方が死んでしまい、生きている子をめぐって双方が自分が母親だと主張しているという事案でした。この二人は真実を知っていて、片方は明らかに嘘をついています。しかし、そのことを証明するのはとても難しい・・・。二人は王の前で言い争い、決着が着きそうにありません。 
 ソロモンは刀を持ってこさせ、生きている子を二つに分けて二人に与えよと命じます。その時、本当の母親は心が焼けるような思いで、その子を相手に、と叫んだのでした。ソロモンはその女の方が本当の母親だと沙汰を告げます。その女の叫びに本当の母の愛を見たからです。その判決を聞いた人々は、ソロモンのうちに神の知恵を見ます。ソロモンが求めた通りに、神は彼のうちに豊かな知恵を与えて下さいました。それはまさに正しい裁きを行うために必要な知恵でした。 
 
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