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列王記上 7章1〜51節 2016年9月5日 |
ソロモン王は人をつかわしてツロからヒラムを呼んできた。彼はナフタリの部族の寡婦の子であって、その父はツロの人で、青銅の細工人であった。ヒラムは青銅のいろいろな細工をする知恵と悟りと知識に満ちた者であった(13〜14) ソロモンが神殿を建て、また自分の王宮を建て、また神殿の家具・祭具などを用意していくときに、ソロモンは職人ヒラムにその仕事をまかせていきます。ヒラムはツロの王と同じ名前ですが、ここではイスラエル人の母とツロ人の父とのハーフでした。彼は早くして父親を亡くし、父親が青銅の細工人だったこともあって、彼自身も青銅の細工などに長け、ツロに住んで活躍していました。
この時代、寡婦の子として、また国際結婚の中で生まれた子として生きるということには、今以上に、多くの困難があったに違いありません。しかし、彼はソロモンに見いだされ、このとても大切な神殿の建築の作業に参加したのでした。彼は知恵と悟りと知識とに満たされて、この仕事をしました。ヒラムは分からなかったでしょうけれど、実はヒラムが生まれる前から、主はヒラムのために計画をもっておられたのです。
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