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列王記上 18章1〜16節 2016年9月27日 |
イゼベルが主の預言者を殺した時に、わたしがした事、すなわち、わたしが主の預言者のうち百人を五十人ずつほら穴に隠して、パンと水をもって養った事を、わが主は聞かれませんでしたか。(13) エリヤがアハブ王にききんのことを告げて三年目になった時、主はエリヤに「あなたの身をアハブに示せ」と命じられます。アハブは国中はもちろんのこと、周辺諸国でもエリヤのことを捜し回っていました。エリヤはまさにお尋ね者でした。エリヤもその危険は十分認識していたことでしょう。しかし、エリヤは主の言葉に従ってまずアハブ王の重臣であったオバデヤに自らをあらわし、アハブ王を呼ばせます。
オバデヤはアハブ王に仕え、またアハブの信頼を得ていた家臣でしたが、同時に、主を恐れ、主の預言者たちを命がけでかくまった人物でした。エリヤは非常に孤独な戦いを戦っていました。しかし、同時に、罪にあふれた時代の中にあっても、大きな声は出せなくてもエリヤのことをサポートし、主に仕えて生きている人々がいたのです。オバデヤはエリヤのことを主君に告げるのを恐れますが、エリヤは生きておられる主に頼って立っていました。
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列王記上 18章17〜40節 2016年9月28日 |
こうしてあなたがたはあなたがたの神の名を呼びなさい。わたしは主の名を呼びましょう。そして火をもって答える神を神としましょう」。(24) エリヤはひとりアハブの前に立ち、バアルの預言者、アシラの預言者に戦いを挑みます。そして、カルメル山に集まったイスラエルの民に、エリヤは「あなたがたはいつまで二つの者の間に迷っているのですか」と問いかけ、「主が神ならばそれに従いなさい」と決断を迫ります。煮え切らない民にエリヤが持ちかけた提案はこうでした、「火をもって答える神を神としましょう」。
最初にバアルの預言者たちがバアルに祈ります。しかし昼になっても夕方になっても何も起こりませんでした。エリヤは民を呼び寄せ、崩れている祭壇を築き直し、祭壇の上に切り裂いた牛を乗せた上から水を注ぎかけます。そして、エリヤが主の前に祈ったときに、主の火が下って、献げられたものをすべて焼きつくしたのでした。民は見て、「主こそ、神である」と告白しました。今も、主は火をもって答えてくださる神です。御霊の火を注いで、私たちをきよめ、力を与えて下さるお方なのです
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列王記上 18章41〜46節 2016年9月29日 |
七度目にしもべは言った、「海から人の手ほどの小さな雲が起っています」。(44) イスラエルの民を「主こそ神」という信仰告白に導いたエリヤは今度はカルメル山の頂に登って、雨を求めて祈ります。エリヤはすでにアハブに「大雨」の約束を伝えていました。しかし、空は雲一つない快晴で、今まで三年そうであったように全く雨が降る兆候はありません。それでもエリヤは主に祈ります。しもべに何度も海の方を見に行かせますが雲一つない状況が続いています。しかしエリヤは信じて祈り、「もう一度」「もう一度」としもべに見に行かせます。そして七度目についに海の方に人の手ほどの小さな雲が起こってくるのを認めたのでした。それは小さなしるしでしたが、まさに大雨の予兆でした。まもなく空は暗くなり大雨が降ってきたのでした。主は今も恵みの雨を与えてくださいます。干からびた心を潤す大雨です。信じて祈り続ける時に、主は私たちにも手ほどの小さな雲を見させてくださるでしょう。エリヤは腰をからげてアハブをエズレルの入口まで先導します。謙虚に仕えるエリヤの姿を見ます。
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