大きな使命、身軽な旅路 マルコ 6章6- 13節
また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、また旅のために、つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように命じられた。(7-9)
主イエスは弟子たちをふたり一組にして遣わされました。主イエスは私たちをも遣わそうとしておられます。
1 大きな使命
弟子たちに与えられたのは大きな使命でした。
@悔い改めを宣べ伝える
悔い改めとは自分の道があやまっていることを認め、方向転換をすることです。悔い改めるとはまさに、自分が救いを必要としている存在だということを認めることです。そして悔い改める者に、ゆるしと救いが与えられるのです。
A悪霊を追い出す
私たちはみな見えない敵と戦っています。悪魔は、主イエスを信じる私たちをも支配しようとたくらむでしょう。しかし、主イエスに従う者は悪霊を制する権威を与えられています。私たちと共にいてくださる主イエスに、悪魔は決して勝つことはできないのです。
Bいやし
救いとは単に霊の世界だけのことではありません。神さまは私たちに全人的な救いを与えて下さいます。神さまが意味をもって私たちを弱さの中に置かれることもあるのですが、主が願っておられるのは私たちが心も体も魂も健やかであるこ
とです。油は傷を癒すものである共に聖霊の象徴であるとされます。神の霊が働いて病をいやしていったのです。
主は、傷を深め、傷口を広げていくのではなく、いやしと平和を与えるために、私たちを遣わされるのです。
C裁きを告げる
招きをことさらに拒み続ける者に対しては裁きを告げます。この救い主を拒んでしまったらどこにも救いはないからです。
2 身軽な旅路
主は弟子たちに荷物は少なくとおっしゃいました。それは・・・
@身軽でないと主に仕えにくくなる
どんどん荷物が増えていくと、ものに引っ張られて神に従うことができなくなっていくのです。
A神に信頼することを学ぶため
それは、養い、必要を満たしてくださるのは主だということを忘れないためです。私たちを支えるのは目に見えるものではなく、目に見えない神であることを認めて、このお方に信頼して歩むのです。
主はあなたをも遣わそうとしておられます。あなたには大きな使命が託されています。荷物は小さくて大丈夫です。神は遣わしたものの歩みを必ず支えてくださるからです。
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