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2013年

戦い抜く、走り尽くす、守りとおす  Uテモテ 4章 1 -8節

わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守り通した。今や、義の冠がわたしを待っているばかりである。(7-8)

 パウロは、自分は戦いを立派に戦い抜いた、走るべき行程を走り尽くした、信仰を守り通した、と言い切ります。その秘訣は何だったのでしょうか。

1 自分の務めの自覚

 神は私たち一人一人に使命を与えて下さっています。使命・目的のない人は一人もいません。パウロの使命は、主のあかしをすることであり、御言を述べ伝えるということでした。だからパウロはいついかなる時でも、御言を語り続けました。教会に仕える働きがあり、また社会で地域で仕えるという働きがあり、ゆだねられている子どもを育てるという働きがあり、孫のために祈るという使命があります。神さまを讃えるという働きがあり、慰めの言葉を語るという働きがあります。愛の業に生きるという働きがあり、模範を示すと言う働きがあります。誰かのようになれないからと落ち込むことも必要ありません。神があなたに期待しておられることを知って、それに忠実に生きるということなのです。知って下さい。あなたは大切な主の器なのです。

2 主の再臨への待望

 ここでパウロはキリストの出現とその御国とを思い・・・と言います。きている者と死んだ者とを裁く公平な審判者として主は再び来られる。わたしは主の出現を、再臨を待ち望んでいる。だからわたしは、今、与えられている戦いを戦い抜くのだと言ったのです。これこそが私たちの希望なのです。

3 聖書への信頼

 パウロはテモテに言います。あなたは小さい頃から聖書に親しんでいた。聖書は、私たちを信仰に導き、教え、戒め、正しくし、義に導いて、私たちが与えられた使命に生きるための備えと力を与えるのです。聖書の御言は真実です。私たちを裏切ることはないのです。その弾圧の時にも牧師たちを支えたのは神の言だったのです。

4 実現して下さる主

 神さまの霊が注がれている。力と愛と慎みとの霊です(1:7)。あなたが福音のために生きることができるようにするのは主です。わたしたちの信じている方は、わたしたちにゆだねられているものを守って下さる。主がそのことをわたしたちにさせて下さるのです。

 パウロは言います。今や、義の冠がわたしを待っている。主はやがて私たちを御許に引き上げ、私たちの信仰に応えて、義の冠を与えて下さいます。知って下さい。これは途中で投げ出してよい戦いではありません。リタイヤしていいレースではありません。投げ出さないで下さい。あなたが信仰を投げ出さない限り、あなたは必ず勝利して行くことができるのです。

  


   
 
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