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小犬の信仰 マルコ 7章 24 -30節
すると、女は答えて言った、「主よ、お言葉どうりです。でも、食卓の下にいる小犬たちも、子どもたちのパンくずは、いただきます」。(28)
イエスさまはツロの地方に出かけられます。けれども、一人の女性がすぐに聞きつけてイエスさまの足もとにひれ伏し、自分の娘を救ってほしいと懇願します。
けれども主イエスは何ともつれない返事をします。「まず子どもたちに十分食べさすべきである。子どもたちのパンをとって小犬に投げてやるのはよろしくない」。けれども、この女性は主イエスの言葉に腹を立てたりしませんでした。この聖書の箇所から「信仰」ということについて学びたいと思います。
信仰とは第一に神の前に謙遜になって近づくということです。ここでこの母親はイエスさまの足もとにひれ伏して懇願します。そして、主イエスがつれない返事をなさっても、自分のことを小犬にたとえられても、主よお言葉どおりです、と受け入れるのです。
第二に信仰とはイエスさまにはその力があると信じることです。彼女は主イエスがそのことがおできになると信じて疑うことはありませんでした。主イエスは私たちを救う力をもっておられます。パンくずだけで十分です。それで娘は助かるのですからと大胆に信じたのです。
第三に信仰とは、神は私を見捨てることはない、私を顧みて救ってくださるという信仰です。どんなにまるで拒まれたかのように言われたとしても、彼女はそこで引き下がらない、このお方はたとい私が異邦人であったとしても私を見捨てることはないという信頼なのです。
第四に、この信仰は、イエスさまのお言葉を信じる信仰でした。彼女はイエスさまが「お帰りなさい、悪霊は娘から出てしまった」と言われたのを聞いて、イエスさまがおっしゃった言葉を信じて帰るのです。そして、確かに娘は悪霊から自由になっていました。イエスさまがそのことをしてくださったのです。
今日、このところに集っておられる皆さんのところに主は今日も来ておられます。信じて近づいてください。主はあなたを救うことがおできになるからです。
ある夜、一軒の家が火事になりました。他の人はみんな逃げたのですが、気がついたら小さな子どもがいない。見ると、彼は屋根の上で助けを求めている。お父さんが声をかけます、「飛び降りなさい。お父さんが下で受け止めてあげる」「お父さん。煙や火でお父さんが見えないんだ」。でもお父さんは叫びます。「大丈夫、ちゃんとお父さんにはお前のことが見えてるから」。私たちは全部が分からないかもしれません。でもあなたのことを救う力がある神さまのところに、あなたも飛び込んでください。
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