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エステル記 10章1〜3節 2017年3月22日 |
ユダヤ人モルデカイはアハシュエロス王に次ぐ者となり、ユダヤ人の中にあって大いなる者となり、その多くの兄弟に喜ばれた。彼はその民の幸福を求め、すべての国民に平和を述べたからである。(3) アハシュエロス王は大きな権力を持ち、またその勢力は世界に及びました。そのような大きな権力を握った王が信頼して、その働きをゆだねたのがモルデカイでした。モルデカイは王に次ぐ者となりました。アハシュエロス王にとって、権力を握れば握るほど、誰を信頼すればいいかというのはとても難しいことだったはずです。もちろん、王の前ではすべての家臣たちがひざまずき、忠誠を誓ったことでしょう。しかし、彼らもきっと本音のところでは、王に仕えるのではなく、自分が王になりたいという気持ちがあったかもしれません。敵も多かったことでしょう。しかし、アハシュエロスにとって、モルデカイは真に信頼できる人物だったのです。
モルデカイが国の重要な位についているということはユダヤ人たちにとっては当然、誇らしいことだったことでしょう。しかし、それだけではなく、多くの国民・国語を含む広い国にあって、モルデカイはすべての国民に平和を告げ、世界中の人々に喜ばれたのでした。
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