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エステル記 3章1〜15節 2017年3月15日 |
王の門の内にいる王の侍臣たちは皆ひざまずいてハマンに敬礼した。これは王が彼についてこうすることを命じたからである。しかしモルデカイはひざまずかず、また敬礼しなかった。(2) アハシュエロス王の治世下のペルシャにあって、非常に大きな権力を握るようになっていった人物がいました。それがハマンです。彼は他の大臣たちよりも上の位に置かれ、他の家臣たちもハマンの前ではひざまずいて敬礼しました。彼は王に信頼されて、比較的自由に王の前に出入りすることができました。
城門の警備にあたっていた人々も皆、ハマンに敬礼しました。しかし、そこにいた人々の中で一人だけハマンに敬礼しなかった人物がいました。モルデカイです。王がそうするようにと命じていたのに、モルデカイがなぜハマンに敬礼しなかったのか、詳細は不明です。
ただモルデカイは、他の人々のようにハマンのご機嫌をとったり、こびへつらうことはしなかったのです。ある人々はここで求められた敬礼が、いわゆる礼拝だったのだ、と言います。モルデカイは神以外を礼拝しないと心に決めて、筋を通そうとしたのかもしれません。
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