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エステル記 8章1〜17節 2017年3月20日 |
王の名をもって書き、王の指輪をもって印を押した書はだれも取り消すことができない。(8) ユダヤ人を根絶やしにしようとしていた悪いハマンは死にました。しかし、まだエステルの仕事は残っていました。ハマンが王の印を押して発布したペルシャの法律はまだ生きています。このままではハマンは死んでもユダヤ人は虐殺されてしまうでしょう。エステルは涙ながらにハマンの作った法律を取り消してほしいと懇願するのでした。しかし、王の印を押された法律は決して無効にすることはできませんでした。その効力を無くすためにできることは、はじめの法律を越えるような新しい法律を王の名によって作るということだけだったのです。
アハシュエロス王はモルデカイとエステルに新しい法律を作ることを許します。それはユダヤ人たちが集まって自分を守り、自分たちに危害を加えようとする者たちを殺す事ができるという法律でした。嘆きの中にあったユダヤ人たちに、光と喜びと楽しみと誉とがありました。
ペルシャ王の法令でさえ、そのような権威がありました。ましてや神の語られた言葉はなおさらそのまま地に落ちることはありません。
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