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エステル記 9章1〜32節 2017年3月21日 |
この両日にユダヤ人がその敵に勝って平安を得、またこの月は彼らのために憂いから喜びに変り、悲しみから祝日に変ったので、これらを酒宴と喜びの日として、互に食べ物を贈り、貧しい者に施しをする日とせよとさとした。(22) アダルの月の十三日、それはハマンがくじで選んだ、ユダヤ人滅亡の日でした。しかし、その憂いと悲しみの日が喜びと祝いの日になりました。モルデカイはハマンに代わって、王を支えて国を治める者になりました。
ユダヤ人を憎む人々はその日にユダヤ人を殺そうとしたかも知れません。しかし、ユダヤ人の敵であった人々は逆に殺されることになりました。私たちはこの記事を読んで、モルデカイやエステルは少しやり過ぎではないかと思うかもしれません。ただ相反する法令が出されていたこと、またユダヤ人たちが捕囚の地にあってなお厳しい状況にあったことを思うとこの時には、これが必要だっただろうと思います。
悲しみと嘆きの日はまさに喜びの日、また記憶すべき記念の日となりました。エステル書には「神」という言葉は出て来ません。しかし、エステルたちが祈り求め、叫んだ神は確かに彼らを守り、救ってくださったのです。
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