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伝道の書 8章1〜17節 2017年12月3日 |
罪びとで百度悪をなして、なお長生きするものがあるけれども、神をかしこみ、み前に恐れをいだく者には幸福があることを、わたしは知っている。(12) この作者は一人の悪人の葬儀を見つめています。彼はいつも聖所に出入りし、多くの人々にほめられていました。しかし、神はその人のしていることを見ておられました。この地上にあっては、悪を行う人が権力を持ち、成功しているように見えることがあります。その人の闇の部分は隠されていて表沙汰にされることはありません。また神に背き、悪を行い続けていても、裁かれることなく、うまくいっているので、彼らは悪を行い続けています。「しかし」とこの作者は言います。確かに彼らは栄えているように見えても、悪人には幸福がありません。
私たちは時に、正しい生き方をすることがまるで損ででもあるかのように感じることがあるかもしれません。長生きかどうかは分かりません。どれだけ裕福かも分かりません。しかし、神をかしこみ、恐れて生きるものには幸福があるのです。
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