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伝道の書 4章1〜16節 2017年11月29日 |
ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。(9〜10) この作者は自ら心の願うものをすべて自分のものにし、また権力をほしいままにしました。けれども、それらは彼の心を満たしてはくれませんでした。彼は人間的には何も苦労がないように見えたかもしれません。確かに彼は自分で汗を流したり、何かを我慢するという必要はなかったことでしょう。しかし、彼は苦しんでいる人々のことも知っていました。しえたげられ、涙する人々の姿も見ていました。
私たちの歩みの中にはいろいろな試練や困難、涙することがあります。しかし、そのような中で、私たちを支えるのは、そばにいる誰かの存在です。もし二人でいたら、労苦の中にあっても何かを得ることができる。倒れて、自分一人で立ち上がれないような時にも、助け起こしてもらえる。敵に攻められるようなことがあっても、たやすく撃ち破られることはない。神は私たちを交わりの中に生きる者として創造してくださったのです。
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