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エズラ記 9章1〜15節 2017年2月23日 |
わが神よ、わたしはあなたにむかって顔を上げるのを恥じて、赤面します。われわれの不義は積って頭よりも高くなり、われわれのとがは重なって天に達したからです。(6) さてエルサレムに戻ったエズラが直面したのは、先に捕囚から帰り、神殿を再建して、その地に再び根を下ろし生活を立て上げていた帰還の民たちが、主の言葉に背いて生きていたという現実でした。しかも、いわゆる宗教家たち、民の指導者たちから率先するようにして、いわゆるカナンの地に住む先住民たちと婚姻関係を結んでいたのです。神はそのことを禁じておられました。それは、イスラエルの民が偶像を拝む民と一つとなっていくことによって、主に救われた聖なる民としてのアイデンティティを失ってしまう、偶像礼拝に飲み込まれてしまうということを知っておられたからです。
エズラは怒りと悲しみ・嘆きをあらわにして、主の前に座っていましたが、やがて主に向かって手を上げて祈ります。それは異邦人と結婚していた人々を責め、切り捨てる祈りではなく、民のひとりとして主の前に心を砕いてささげた悔い改めの祈りでした。
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