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エズラ記 7章1〜28節 2017年2月21日 |
われわれの先祖の神、主はほむべきかな。主はこのように、王の心に、エルサレムにある主の宮を飾る心を起させ、また王の前と、その議官の前と王の大臣の前で、わたしに恵みを得させられた。(27〜28) さて七章からはエズラ書の後半になります。実は神殿の再建に関わる出来事と、この七章以降の出来事の間には五十年以上の年月の隔たりがあります。エズラは律法の学者でした。彼はペルシャ王アルタシャスタの名によってエルサレムに戻り、帰還の民に神の律法を教えたのでした。エズラは王の信任を受けて、王の手紙を持ってエルサレムに上ります。
ペルシャ王の心の中に何があったのかは定かではありません。しかし、彼はエルサレムの神殿を大切にし、この神殿で神を礼拝することが自分と国のために大きな益となると考えたのでしょう。エズラは、主が王の心に働いて、そのような思いを起こさせてくださったのだと言い、心から主をほめたたえます。確かにペルシャはイスラエルよりもはるかに大きな国です。けれども、その大きな国の王が主を恐れ、小さなイスラエルの民に主に仕え、祈るという使命を託したのでした。
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