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エズラ記 2章1〜70節 2017年2月16日 |
次にあげる人々はテル・メラ、テル・ハレサ、ケルブ、アダンおよびインメルから上って来た者であったが、彼らはその氏族とその血統とを示して、そのイスラエルの者であることを明らかにすることができなかった。(59) エルサレムに帰還した民のリストがあげられています。帰還の民の多くはバビロン生まれ、バビロン育ちだったことでしょう。バビロンが滅んでペルシャの時代になったとは言え、彼らはメソポタミヤ後に住み、それなりに豊かな都会に暮らしていました。すでに彼らは畑を持ち、またその地に家を建てて住んでいたはずです。そしてエルサレムはメソポタミヤから見ると、ずっと西の辺境の地であり、またバビロンによって廃墟にされたままになっていました。彼らにとって、エルサレムに帰るということ自体がとても大きな決断だったことでしょう。しかし、四万二千三百六十名の会衆がエルサレムに帰っていきます。ただ同時に思いはあっても、自分がイスラエルの血筋にあることが証明できなかった人々もいました。わずか数十年のことです。しかし、彼らはカナンの地に帰るという主の約束に生き続けることができなかったのです。
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