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ダニエル 8章1〜27節 2018年7月4日 |
彼は悪知恵をもって、偽りをその手におこない遂げ、みずから心に高ぶり、不意に多くの人を打ち滅ぼし、また君の君たる者に敵するでしょう。しかし、ついに彼は人手によらずに滅ぼされるでしょう。(25) ダニエルはまた幻を見ました。二本の角を持った雄羊が立っていましたが、後に西からやってくる一匹の雄やぎによって倒されてしまいます。その雄やぎには最初には一本の角があったのですが、その大きな角が折れて四本の角が生じます。そして四本のうちの一本の角が主に背いて聖所を倒しますが、やがて、もう一度聖所はきよめられて正しい状態を回復するのです。
ダニエルはその幻の意味を知ろうと求めました。そして神から遣わされた天使ガブリエルがその幻を説き明かしたのでした。それはダニエルよりも後の時代に起こることでした。雄羊はバビロン、そしてペルシャのこと、そして西からやって来る雄やぎはギリシャの王を意味していました(アレキサンダー大王のことです)。そしてギリシャの王の後にその大国は四つに分かれ、イスラエルはその一つの国の支配下で非常に厳しい時代を過ごさなければならなかったのです。ただ聖なる地を踏みにじるその王も程なくして取り去られることになっていました。いつの時代も神が真の支配者だからです。
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