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ダニエル 7章1〜28節 2018年7月3日 |
見よ、人の子のような者が、天の雲に乗ってきて、日の老いたる者のもとに来ると、その前に導かれた。・・・その主権は永遠の主権であって、なくなることがなく、その国は滅びることがない。(13〜14) 七章は時間的には五章よりも前のことになります。ダニエルは夢を見ます。四つの大きな獣が海から上がってくる幻です。その幻は世界の歴史に関する幻で、四つの生き物は四つの国(四人の王)のことを示していました。しかし、四つの獣の幻に続いて、御座が設けられ審判がなされます。そして、「人の子のような者」が天の雲に乗って現れ、御座にいます方から、すべての主権と光栄と国とを与えられたのでした。
どんなに強い国があり、また強大な権力を握った王が自ら誇り高ぶったとしても、その権力は限られた期間だけのものです。主が王座におられ、世界を治められるのです。ダニエルはその幻を見たとき、非常に悩み、憂いを抱きます。
後に主イエスが来られた時、自らをしばしば「人の子」と呼ばれたのはこの七章13節が背後にあるのだと言われています。主イエスは御座にいます方からすべての権威を受けられたのです。
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