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アモス 2章1〜16節 2018年7月28日 |
イスラエルの三つのとが、四つのとがのために、
わたしはこれを罰してゆるさない。
これは彼らが正しい者を金のために売り、
貧しい者をくつ一足のために売るからである。(6) 二章ではアモスはモアブ(イスラエルの東側)に対する裁きを告げ、そして、南ユダ王国に対する裁きを告げます。南ユダ王国に語られたのは、彼らが主の律法を捨てて、その定めを守らなかった、ということでした。しかし、アモスの一番のターゲットは北イスラエル王国でした。北王国の人々は、アモスの預言を最初は喜んで聞いていたかもしれません。アモスが語っていたのは周辺にあって、しばしば紛争を起こす国々に対する裁きの言葉だったからです。しかし、人々が喝采しながら聞いていた最後に、いわば本論の部分が語られたのです。イスラエルの人々は、神のあわれみと救いを経験したにも関わらず、貧しい人々をしいたげ、不品行を行い、不正に得た利益をもって贅沢三昧に暮らしていました。北イスラエルの人々は、神に仕え神に従おうとする者たちを誘惑し、また預言者たちの口を封じて、主の言葉を聞こうとしませんでした。神の裁きの時が迫っていました。
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