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哀歌 4章1〜22節 2018年5月6日 |
われわれの目は、むなしく助けを待ち望んで疲れ衰えた。
われわれは待ち望んだが、
救を与え得ない国びとを待ち望んだ。(17) バビロンがエルサレムを包囲し、町の中が兵糧攻めにされた状況、そしてついに城壁の一角が破れて、バビロンの軍隊が町の中に入ってきて、人々を撃ち殺し、町を壊して火を放ち、その城壁を崩し、神殿を徹底的に破壊した時の状況は、それはそれは悲惨なものであったようです。情け深い女でさえも、自分の飢えを満たすために自分の子を煮て食べたというのです。
この作者は、その裁きが、預言者たち、祭司たち、長老たちの罪のためだったと言います。もちろん、一般の市民たちが正しい生き方をしていた、ということではなかったでしょう。ただ指導的な立場にあった人々はより大きな責任を問われています。
国が最終的な危機の中にあるときにも、国の指導者たちは、エジプトにすがり、また他の助けを待ちました。けれども、それは全く当てにならず、救いを与え得ない人々でした。救いを与えることができるのは主だけなのです。
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