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哀歌 2章1〜22節 2018年5月3日 |
夜、初更に起きて叫べ。主の前にあなたの心を水のように注ぎ出せ。町のかどで、飢えて息も絶えようとする幼な子の命のために、主にむかって両手をあげよ。(19) エルサレムの神殿は、主がその名を置くとおっしゃったイスラエルの宗教の中心でした。それはイスラエルが全盛期であった時のソロモン王の手によって建てられたすばらしい建築物でした。いわば彼らの心のよりどころであり、どんなに背き、罪を重ねても、やはり彼らの民族としてのアイデンティティーを支えるものであったことでしょう。しかし、その神殿が壊されてしまったのです。
弱い子どもたちが息絶えようとするときも、母親でさえもどうしてあげることもできません。また実際、母親も極度の飢えの中にあって、自分の産んだ子を食べるということさえ起こっていました。
作者は人々を祈りへと招いています。特に子どもたちのために祈っています。「町のかどで、飢えて、息も絶えようとする幼な子の命のために」主に祈るようにと呼びかけます。日本の子どもたち、世界の子どもたちのために私たちも祈りたいと思います。
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