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ヨナ 4章1〜11節 2018年8月9日 |
主は言われた、「・・・わたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きな町ニネベを、惜しまないでいられようか」。(10〜11) 主はニネベの人々が悔い改めるのをごらんになって、ニネベを滅ぼすのをおやめになりました。預言者としては喜んでもよかったはずです。しかし、ヨナはとても不機嫌でした。ヨナはその当時の超大国であり、しばしば北イスラエル王国を悩ましたアッスリヤ帝国の首都ニネベは滅んだ方がよいと考えていたかもしれません。また預言者である自分が「滅びる」と言ったのに滅びなかったら自分の言葉の信用がなくなってしまうと考えたのかもしれません。ヨナは怒り狂い、死んだ方がましだと言い切ります。
そして、ニネベの東側に小屋を建てて、主がニネベを滅ぼしてくださるのを待ちます。ヨナは主に従って、主の言葉を語りました。しかし、ヨナはニネベを愛してはいませんでした。一夜に生じて、一夜に枯れたとうごまを惜しむヨナに、主はニネベを惜しむご自身の思いを伝えられました。それはヨナを惜しむ主の思いでもありました。
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