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ルツ記 3章1〜18節 2016年5月29日 |
わたしはあなたのはしためルツです。あなたのすそで、はしためをおおってください。あなたは最も近い親戚です。(9) エリメレクの家系はその二人の息子たちが子どもができないまま死んでしまったことによって、途絶えようとしていました。そのような場合、その近親者が、亡くなった者の妻をめとって、子をもうけ、生まれた子にその家を継がせるという習慣がありました。
ナオミは、自分の近親者のボアズが歳をとっても独身であり、またモアブ人のルツに対してもとても親切なのを見て、ボアズとルツの結婚を考えます。ボアズはルツとの結婚までは考えていなかったでしょう。しかし、ナオミの指示のように自分に近づいてきたルツのことを真剣に受けとめようとします。おそらくボアズはルツよりも大分年上だったのかも知れません。しかし、ナオミと共に、エリメレクの家系を守ることを願うルツの思いにボアズは応えたいと思ったのです。
このように近親者が途絶えようとしている家を支える義務を負うことを「あがなう」と言いました。主もまた、滅んでいこうとしていた私たちをあがなう近親者として、私たちのために立ってくださったのです。
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