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ルツ記 2章1〜23節 2016年5月28日 |
ルツは行って、刈る人たちのあとに従い、畑で落ち穂を拾ったが、彼女ははからずもエリメレクの一族であるボアズの畑の部分にきた。(3) 十年以上もベツレヘムを離れ、留守をしていたナオミにとって、女所帯で生活をしていくということは決してやさしいことではなかったはずです。ルツは落ち穂拾いに出かけます。この当時、畑の麦を刈り入れるときに落ちたものは貧しい人々のためにそのままにしておくことになっていました。そして、貧しい人々は刈り入れの済んだ畑に行って、落ち穂を拾い集め、食糧を得たのです。ルツは「はからずも」ボアズの畑に来ます。ルツはそのことを知らなかったでしょう。しかし、神はそのご計画の中でルツを導いておられました。
ナオミの親戚であったボアズは、モアブの地から来たルツに親切にします。ルツがしゅうとめのナオミに対して本当にやさしく仕えていたこと、また彼女がイスラエルの神、主に助けを求めて生きようとしていたことは、ボアズの目にも明らかだったからです。このようにして、ルツは落穂拾いとしては考えられないような豊かな養いを得たのでした。
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