神に聞き従え 使徒行伝 4章 18〜22節
神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない。(19、20)
議会はパウロとヨハネに、仰々しく、高圧的に、脅すようにして、彼らに命じたのです。イエスの名によって語ることも説くこともいっさい相成らぬ!
しかし、驚いたことに、彼らは全く屈しませんでした。私たちもこの世にあって、誰が何と言っても、主イエスの名を語り続けるのです。それは・・・
1 それが神に聞き従うことだから
ペテロやヨハネが主イエスさまのことを語っていたのは、決してただ自分がそれが好きだからということではありません。彼らの中には自分たちは神に聞き従っているという確信がありました。
私たちにとって大事なことは神のみ声を聞くことです。そして聖書の中で「聞く」ということはすなわち従うことなのです。私たちは神さまに聞いているでしょうか。そして聞いた神さまのみ声に従っているでしょうか。
2 それが神の前に正しいことだから
ペテロやヨハネの前にいて、二人に命じているのは民の指導者たちです。聖書の中には確かに、上に立つ権威に従いなさいとあります。しかし、彼らが神と違うことを命じたとしたら・・・神に従うか、指導者たちに従うか、ということが相反することとなって、片方を立てれば片方が立たないということが起こるとすれば、私たちはたとい、それがこの世において成功から遠ざかることを意味し、この世において肩身の狭い生き方をしなければならないということ、馬鹿にされ、時に友人や恋人を失うということを意味していたとしても、神の前に正しいことを選ぶことが必要なのです。私たちはまさに生きておられる神の前にいるからです。
3 それが自分の見たこと・聞いたことだから
ペテロたちは言います。私たちは見た、私たちは聞いた、だから見たこと・聞いたことを語らないわけにはいかない。私たちは何か難しい理論を語るのではありません。私たちは見たこと・聞いたことを語ります。主イエスを信じた時に、罪の中にいた私が救われたこと、神さまは目には見えませんが、確かに今も私と一緒にて下さることを語るのです。自分の生涯の中にどんなにこのお方が真実な方であるかを証しするのです。
あなたは神に聞き従っていますか。あなたは神の前に正しいことをしていますか。あなたは自分が経験したことを証ししていますか。ペテロとヨハネはそうしないわけにはいかない!と言いました。二人の内に働いておられた聖霊は、私たちのうちにも同じ業をしてくださるのです。
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