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ヨハネ黙示録 16章1〜7節 2014年12月17日 |
わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」 (7) 龍なるサタンは、主イエスを生み出した母なるイスラエル、真のイスラエルなる教会に襲いかかろうとします。しかし女は、翼を与えられてへびから逃れます。「また一年、二年、また半年」とか、「一二六〇日」とか言われているのは、三年半のことです。三年半は七年の半分ですから、7が完全数であることを思うと、教会が龍に追い回されている期間が決して長い時間ではない、ごくごく限られた時間であることを暗示しています。この龍とかへびと言われているサタンは、女を押し流してしまおうとしますが、それも成功しません。
龍は、こんどは女の残りの子らに対して戦いを挑みます。彼らは神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちです。彼らは教会によって生み出されたキリスト者たちです。私たちにも戦いがあります。しかし、主の戒めを守り、主イエスが私たちに与えて下さった恵の約束にすがっている人には勝利が約束されているのです。
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ヨハネ黙示録 16章8〜21節 2014年12月22日 |
人々は苦痛のあまり舌をかみ、その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。 (10〜11) 海の砂の上に立った龍は、海からの援軍を求めます。そして海から一匹の獣が上がってきます。この獣は龍なるサタンから権力を与えられて、神を汚し、大言を吐き、聖徒たちに戦いを挑みます。この獣について、多くの注解者たちはローマ帝国のことを指しているのだろうと言いますが、単にローマ帝国と言うよりも、終末的な反キリスト的国家権力というように言った方がよいかもしれません。
この獣は、すべての部族・民族・国語・国民を支配し、聖徒たちを迫害します。しかし、この獣が活動を許されているのもやはり四二ヶ月、三年半です。厳しい迫害の中にあって、まるで教会に対しても悪の力が勝利しているように見えるかもしれません。ある者たちは信仰から離れ、またある者たちは迫害の中で倒れ、殉教していきます。そこで必要なのは忍耐と信仰に生きることです。恐れないで下さい。主は私たちを助けて、そのような歩みをさせて下さるからです。
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