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Uヨハネ 1〜13節 2014年11月8日 |
なぜなら、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白しないで人を惑わす者が、多く世にはいってきたからである。そういう者は、惑わす者であり、反キリストである。(7)
ヨハネはこの短い手紙をある教会の婦人たちと、その子どもたちに書き送っています。この婦人たちに手渡された信仰は、その子たちにしっかり受け継がれていました。そしてその子どもたちは伝えられた真理の中を歩んでいたのです。ヨハネはそのことをとても喜んでいました。しかし、同時にヨハネは、ひとつの懸念を感じてこの手紙を書いています。イエス・キリストが肉体をとって来られたということを否定する人々が教会の中に入り込んでいたのです。ヨハネが一世紀の終わりに戦っていたのはギリシャ的な影響を受けたグノーシス主義という考え方でした。彼らは、霊は善・肉は悪だと考えましたから、神の子イエスが肉体をとってこの世に来られたということを理解することができなかったのです。しかし、主イエスは確かに人となって世に下り、まことの人として、私たちの罪を負ってくださったのです。
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