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Vヨハネ 1〜4節 2014年11月9日 |
愛する者よ。あなたのたましいがいつも恵まれていると同じく、あなたがすべてのことに恵まれ、またすこやかであるようにと、わたしは祈っている。(2) この手紙はヨハネがガイオに宛てた個人的な手紙です。ガイオがTコリント一14に出てくるのと同じ人物だとすれば彼はコリント教会の信徒で、パウロが洗礼を授けた数少ない人物のひとりということになります。ガイオは信仰をもって真理のうちを歩き続けており、彼についての良い噂が離れているパウロの所にも伝わってきていました。
ヨハネはガイオがその信仰において恵まれていると共に、健康にも、またその他、あらゆる面において、健やかで、恵まれているようにと願っていました。私たちは様々な試練の中を通ることもあります。病に倒れたり、歳を重ねる中で、体の不自由を覚えることもありますし、経済的・社会的に様々な困難の中に置かれることもあります。しかし、主は私たちが単に霊的に恵まれているだけでなく、健やかで安らかな一生を送ることを願っておられます。主は、私たちの霊だけでなく、体や心にも関心をもっていてくださるのです。
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Vヨハネ 5〜8節 2014年11月10日 |
愛する者よ。あなたが、兄弟たち、しかも旅先にある者につくしていることは、みな真実なわざである。(5) ヨハネはガイオの愛のわざについて語っています。ガイオは町々をまわりながら教会を励ます働きをしている人々を受け入れ、支え、また送り出していたようです。それは決して人の目を気にし、人の賞賛を得ようとするような働きではありませんでした。多くの働き人たちが、そこに真実を見、主にある愛を感じたのでした。そしてこのガイオの働きは、その当時の各地の教会に知られるほどになっていました。
直接、宣教師として出て行く人々がいます。また御言を解き明かし語る牧師がいます。しかし、同時に、様々な主の働きを祈りをもって支える人たちが必要です。また献金や愛の業によって働き人たちを励ます人々も必要です。ガイオはまさに、自分に与えられたものを用いて、働き人たちを支え、主に仕えたのです。
そして、実際に第一線に出て行く者たちもまた、様々な形で支える者たちも、どちらが中心だとか、大切かということではなく、共に主にある同労者なのです。
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Vヨハネ 9〜15節 2014年11月11日 |
わたしは少しばかり教会に書きおくっておいたが、みんなのかしらになりたがっているデオテレペスが、わたしたちを受けいれてくれない。(9) この手紙の中には二人の個人名が挙げられています。一人は、デオテレペスです。この人物は、教会の中で発言力を持っていたようですが、ヨハネたちを受け入れず、口汚く罵りました。そしてヨハネを受け入れようとする人々を教会から追い出すことさえしていたようです。彼は教会に分裂をもたらしていました。そして、陰ではいろいろな罪を犯しながら、教会の中でリーダー的な役割を取ろうとしていました。しかし、教会においては、上に立つ人々は仕える者になるようにと、主は教えておられます。
もうひとりの人物はデメテリオです。使徒十九章の人物とは別人です。このデメテリオについては、その真実な歩みが彼の働きが真実であることを証明し、また彼の姿を見ている多くの人々が彼が主の器であることを証言してくれていたのです。私の周りにいる人々は私について、どのように証言してくれるでしょうか。
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