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ヨハネ黙示録 7章1〜12節 2014年12月3日 |
あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、・・・御座と小羊との前に立ち、大声で叫んで言った、「救は、御座にいますわれらの神と小羊からきたる」。(9〜10) 封印が解かれるたびに多くの災難に襲われる地上の状景から、ヨハネは再び、天にある主の御座の前に立たせられます。
各部族から一万二千人、十二部族で十四万四千人の神の僕の額に神の印が押されます。このところから、キリスト教の異端の一つとされるエホバの証人では、救われるのは十四万四千人、と言いました。しかし、この数字は聖書における完全数の一つである十二に十二をかけた数字ですから、実数と言うよりも、象徴的な意味合いが強いものと考えられます。この十四万四千人は終末の時代のイスラエル人キリスト者たちの数が満ちたことを意味していると考えられます。
そしてあらゆる国民・部族・民族・国語のうちから数え切れないほどの群衆が主の前に立って、大声で主に歌い、主を礼拝します。ここで主を賛美するのは、主によって準備された救いを信仰をもって受け入れた人たちです。すべての時代や国を超えて、主の御前に共に集い、主を賛美するのです。
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ヨハネ黙示録 7章13〜17節 2014年12月4日 |
御座の正面にいます小羊は彼らの牧者となって、いのちの水の泉に導いて下さるであろう。また神は、彼らの目から涙をことごとくぬぐいとって下さるであろう。(17) 数え切れないほどの群衆が白い衣を着て、主を賛美し、礼拝しています。すると御使いは、ヨハネに彼らの秘密を明かします。彼らは大きな患難を通って、主の御許に携え上げられた人々でした。しかし、その白い衣は、彼らの努力で洗い清められたのではありません。彼らの衣も汚れていたでしょう。しかし、彼らはその衣を小羊の血で洗い、白くしたのです。私たちに白い衣を与えて下さるのは、主イエスです。主イエスはどんなに汚れた心も、雪のように白くしてくださるのです。
彼らは神の近くに携え上げられ、神を礼拝し、神に仕えていました。御座にいます神ご自身が彼らに対する最大の報いでした。この地上では様々な試練と困難の中を歩んできたことでしょう。しかし、主は彼らを救い、羊の大牧者として、彼らを導いて下さり、いのちの水の泉へと導いて下さるのです。彼らの地上の生涯には涙の時が多かったかもしれません。しかし、主は彼らの涙をぬぐいとってくださいます。彼らはもう涙することはないのです。
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