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ヘブル 8章1〜13節 2014年7月31日 |
このような大祭司がわたしたちのためにおられ、天にあって大能者の御座の右に座し、 8:2人間によらず主によって設けられた真の幕屋なる聖所で仕えておられる(1〜2) 神がモーセに与えられた律法においては、神に礼拝をささげる場として幕屋が与えられ、後にイスラエルが定住し、王政の時代になっていく中で、その機能は神殿に引き継がれていきます。しかし、幕屋も神殿も基本的には同じ理念の中で建てられています。そしてユダヤ人たちは、エルサレムに建てられた神殿を彼らの心のよりどころとしていました。けれども、ここでヘブル書の記者は、この地上の幕屋(または神殿)は天にある聖所のひな型に過ぎないと言います。そしてこの天にある本体において、御子イエス・キリストが私たちの大祭司として神の御前に出ていてくださるのです。
このキリストのあがないによって新しい契約が立てたれました。ヘブル書の記者はこのことがエレミヤ三一31〜34にある約束の成就だと指摘しています。この新しい契約が来たことによって、初めの契約は古いものとされました。私たちのために信仰による救いの道が開かれたのです。
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