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Uペテロ 1章1〜11節 2014年10月19日 |
尊く、大いなる約束が、わたしたちに与えられている。それは、あなたがたが、世にある欲のために滅びることを免れ、神の性質にあずかる者となるためである。(4) 今日からペテロの第二の手紙を読みます。迫害はますます激しくなり、ペテロ自身も殉教を覚悟するようになります。教会の中にも間違った教えが入って来る危険をペテロは感じています。また主イエスの再臨につても、人々を教えなければならない・・・ペテロはおそらく限られた時間の中で、この手紙を書いています。
ペテロはまず「主イエスを知る」ということを2、3、8節で語ります。私たちは神を知れば知るほど信仰が深く、また豊かになっていきます。私たちは主イエスが私たちのために何をしてくださったのか、主イエスによって与えられた救いがどんなに豊かなものであるかを知らなければならないのです。
私たちには、主イエスによって、「尊く、大いなる約束」が与えられています。それは私たちが神のご性質にあずかるものとなるという恵みです。そのためにはある意味、「力を限りをつくして」という面があります。しかし、それは決して人間の努力によってそれが得られるということではありません。それは神の約束なのです。
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Uペテロ 1章12〜21節 2014年10月20日 |
あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって、あなたがたの心の中を照すまで、この預言の言葉を暗やみに輝くともしびとして、それに目をとめているがよい。(19) この手紙の受け取り手たちは神の恵みを知らないわけではありません。ペテロは彼らが真理に堅く立ち続けてほしいと願っています。そのためには、新しいことを学ぶというよりも、与えられている恵み、伝えられている福音を思い起こさせることが大事だとペテロは考えています。私たちは忘れやすいのです。また他のものに目を奪われて、大事なメッセージから目を離してしまうことがあるのです。ですから、私たちはいつも思い起こすことが必要なのです。
「この幕屋を脱ぎ去る時」とは自分が殉教の死を遂げる時、ということです。ペテロは自分がこの地上を去るときが近づいていることを感じています。ますます時代は暗くなってくるように思えます。巧みな作り話にばかり夢中になっている人々がいます。だからこそ、「暗やみに輝くともしび」である神の御言葉にしっかり立ち続けていることが大切なのです。
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