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マルコ 5章1〜20節 2012年5月18日 |
あなたの家族のもとに帰って、主がどんなに大きなことをしてくださったか、またどんなにあわれんでくださったか、それを知らせなさい。(19)
主イエスと弟子たちが嵐のガリラヤ湖を渡ってたどり着いたのは、ゲラサ人の地でした。そして、一行を迎えたのは悪霊につかれた男でした。彼は墓場をすみかとして、夜昼叫び続けていました。足かせや鎖を引きちぎり、石で自分の体を傷つけていました。彼には大勢の悪霊が住み着いていました。レギオンというのはローマの一部隊で六千人で構成されていたと言います。しかし、主イエスは誰もどうすることもできなかった彼の問題を解決し、悪霊を追い出してくださいました。悪霊は彼から出て、山の中腹にいた豚の群れに入り込みました。およそ二千匹の豚ががけから海に飛び込んでいったのでした。 正気にしていただいたこの男は主イエスにお伴したいと願い出ますが、主イエスはお許しになりませんでした。主イエスは帰って、長く帰っていなかった家族のところに帰って、主がしてくださったことを証しするようにとお命じになったのでした。私たちも主がどんなに大きな事をしてくださったかを証しし続ける者たちでありたいと思います。 |
マルコ 5章21〜34節 2012年5月19日 |
イエスはその女に言われた、「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。すっかりなおって、達者でいなさい」。(34) 主イエスはまた舟で向こう岸に戻られます。するとすぐに会堂司ヤイロが主イエスの足もとにひれ伏して、十二歳になる娘のために来て、手を置いて祈ってほしいと願い出ます。主イエスはすぐにヤイロの家に向かわれました。
途中で、ひとりの女が主イエスのうしろからそのみ衣にさわります。主イエスはすぐにそのことに気づきます。そこには大勢の人たちがいました。その意味ではみんなが触っています。けれども主イエスが言われたのはそういうことではありませんでした。誰かが意図的に、信仰をもって触ったのです。この女は主イエスの前に出てありのままを話しました。そして主もまた彼女に、「安心して行きなさい」と送り出されました。主は彼女の信仰を受け入れ、また彼女が人の前に出て、自分が確かにきよくされたことを証しする機会を与えられたのです。
関連礼拝メッセージ: 2012年1月29日 「達者でいなさい」 |
マルコ 5章35〜43節 2012年5月20日 |
イエスはその話している言葉を聞き流して、会堂司に言われた、「恐れることはない。ただ信じなさい」。(36) ヤイロは気が気でなかったはずです。それでなくても大勢の群衆に取り巻かれて、主イエスの足取りはゆっくりなのに、誰かが自分に触ったと、立ち止まってしまわれる・・・。最悪の事態がやってきました。家から人が来て、娘が死んだことを告げたのです。
けれども、主イエスはその言葉を聞き流されます。私たちの信仰の歩みの中でも聞くべき言葉があり、聞き流すべき言葉があります。主イエスはおっしゃいました。「恐れることはない。ただ信じなさい」。どうして、この状況で恐れないでいることができるでしょうか。けれども、主イエスの言には力があります。主が恐れることはない、と語られる時、主は私たちの心から恐れを取り除いてくださるのです。
主は家に入ると、子どもが置かれている部屋に入り、「タリタ、クミ」とおっしゃいます。そして、その子はすぐに起き上がって歩き出したのでした。「ただ信じなさい」と語られる主のお声を心に止めたいと思います。
関連礼拝メッセージ: 2012年2月5日 「聞き流す言葉・聴く言葉」 |
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