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マルコ 16章1〜8節 2012年7月25日 |
驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのであろうが、イエスはよみがえって、ここにはおられない。(6) 土曜日の日没とともに安息日が終わると、マグダラのマリヤたちは、イエスの遺体に塗る香料を買い求めます。そして次の朝早く、彼らは主イエスのおさめられた墓に急ぎます。彼らは主を愛していました。主のために、何か自分たちにできることをさせていただきたいと思っていました。ただ彼女たちは、主イエスが語っておられたよみがえりについては信じていませんでした。思ってもみませんでした。その部分については主イエスの言葉が耳には入っていても、聞いていなかったのでしょう。彼女たちの心配は墓の入り口に置かれた大きな石のことでした。
けれども、石はすでに転がされていました。そしてその墓で彼女たちは御使いに出会います。御使いは言いました。あなたがたは十字架につけられたイエスの体を探しているのかもしれないが、もうここにはおられない。よみがえられたのだ。主イエスは、私たちを滅ぼす死の力を滅ぼしてよみがえってくださったのです。
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マルコ 16章9〜14節 2012年7月26日 |
その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。(14) よみがえられた主イエスはマグダラのマリヤに(ヨハネ二十11〜18)、そしてエマオに向かっていた二人の弟子たちに(ルカ二四13〜32)、ご自身をあらわされました。そして、主イエスを見た人たちは弟子たちにそのニュースを伝えました。けれども、弟子たちも、またその話を伝え聞いた人たちも、主イエスの復活のニュースを信じませんでした。
主イエスはそんな弟子たちのところに自らをあらわし、彼らの不信仰とかたくなさをお責めになりました。もちろん、人の話を何でも信じればよいということではないでしょう。けれども彼らは人々の証言を聞いたとき、主イエスが十字架におかかりになる前に何度も語っておられたお言葉を思い起こすべきでした。自分の常識や考え・思いなどに縛られてしまって、弟子たちは主イエスのよみがえりという事実が起こっていたにも関わらず、それを否定したのです。私たちは死を打ち破ってよみがえり、今も生きて働いておられる主を見つめつつ歩みたいと思います。
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マルコ 16章15〜18節 2012年7月27日 |
全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。(15〜16) 主イエスは弟子たちに、命令を下されます。彼らはみなガリラヤの田舎の出身です。学問もない、財産もない、そのような集団です。しかし、主が語られたのは「全世界」であり、「すべての造られたもの」でした。私たちは待っているのではなく、全世界に出て行くように求められています。もちろん、一人で行くことのできる範囲は限られているでしょう。けれども、私たちはそれぞれが召されたところで、また自分の居心地のいい生活圏の一歩外に出て行って、福音を伝えることが求められています。
「すべての造られたもの」とありますので、十三世紀にイタリアで活躍したアッシジのフランチェスコなどは、鳥に説教をしたとも言われていますが、自分も人として造られたものとして、すべての国々の人々に、主イエスがその十字架と復活によって成し遂げてくださった救いの道を喜びをもって伝えていくお互いでありたいと思います。
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マルコ 16章19〜20節 2012年7月28日 |
弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。(20) 主イエスは神の右の座につかれました。そして弟子たちは、主イエスが命じられたように、出て行って至るところで福音を宣べ伝えました。臆病だった弟子たちが、主イエスの復活の証人と変えられて、『信じてバプテスマを受ける者は、その信仰により、主イエスの十字架の贖いのゆえに救われる』というすばらしい救いを宣べ伝える者たちへと変えられたのです。
弟子たちが一生懸命がんばったというだけではありません。主ご自身が彼らと共に働いてくださったのでした。弟子たちの伝える福音が確かであるしるしとして、様々な不思議、力ある業が行われました。悪霊が追い出され、病のいやしが行われました。
今も同じです。私たちが福音を宣べ伝えていく時、主もまた私たちと共に働いてくださいます。そして、今も福音が伝えられるところでは数々の不思議が起こるのです。御言葉を信じる人の人生が変わって行くのです。
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